農場について


ブロイラーとは


今現在日本国内で流通している鶏肉は、大きく分けると「地鶏」、「ブロイラー」、「銘柄鶏」の3種があります。中でも全国各地で出荷される9割の鶏はブロイラーと呼ばれているものです。ブロイラーは通常の鶏より短期間で成長するよう品種改良されており約45日で食肉用の鶏として出荷されます。

入荷から出荷までの流れ


入荷 → 飼育 → 出荷 → 鶏糞除去 → 清掃作業 → 消毒作業 → 入荷の準備 → 入荷

役割


飼育業務

ヒナが入荷した時から出荷までの飼育を主に行います。

洗浄・消毒業務

鶏舎の清掃、消毒、準備を行います。

ボイラー管理・焼却灰生産業務

ボイラーの管理、施設の簡単な修理、備品の作成、鶏糞の輸送、運搬など。


飼育業務


飼育業務のモットー「健康に・安全に・愛情を注いで育てています!」

  • ヒナが入荷してからの一週間が、その後の生育に大きく影響を及ぼすため、とても重要です。
  • 鶏の飼育では「換気量」「温度」「湿度」が特に重要です。
  • 換毛の始まる時期から換毛終了後までの期間は、適正飼育温度を守りながら、必要な換気量を与えます。
  • 入荷時に体重が約40gだったヒナも、飼育期間の44~45日では約3kgに成長します。
  • 飼育グループは日々鶏の状態を確認し、適切に対応することを心掛けています。
  • 昨今、鳥インフルエンザが方々で発生しています。「飼養衛生管理基準」を遵守し、安全で健康な鶏の生産を行っていきます。

洗浄・消毒業務


洗浄・消毒業務のモットー「スピード感・安全性・確実に基本を繰り返す。」

  • 出荷後の鶏舎の床には、数トンの鶏糞があります。これを出来るだけ早く除去することは、次に入荷してくるヒナの健康な生育にとても重要です。洗浄・消毒業務では、小型特殊免許取得者がスキッドローダーを使用して、安全第一を心掛け作業を行っています。
  • 重機は毎日安全点検を行って、記録簿に記入し保管します。
  • 鶏糞除去後は、大型清掃機「アルマジロ」を用いて、隅々まで徹底的に清掃していきます。
  • その後は水洗い洗浄を行います。ひとつの鶏舎は約2日間で作業を終了します。
  • 水洗い洗浄後、各種消毒剤を使用していきます。最後は煙霧消毒を行います。

ボイラー管理・焼却灰生産業務


ボイラー管理・焼却灰生産業務のモットー

 「データ収集と管理・機械等のしっかりした管理を心掛けます。

  • 当社では、鶏舎内の温度確保にボイラーによる床暖房システムを導入しています。熱源は重油と出荷後に排出された鶏糞を使用します。
  • 入荷後に、体温をまだ十分に維持できないヒナにとって「床温度」はとても大切です。床面は人間の赤ちゃんの布団と同じで、清潔で温かくなくてはなりません。そのため、ボイラー管理は最も大切な業務です。
  • 鶏糞を燃焼させることで産生される焼却灰は、主に関東方面の取引先へ出荷しており、肥料として活用されています。その焼却灰の生産と出荷もこのグループが担当しています。

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